近年いつ頃からか、木材はしばしば木材資源と呼ばれるようになりました。
 それは、地球温暖化など環境問題の議論が深まる過程で必然的に生まれた言葉と感じています。
 木材は再生可能な資源であり、CO2固定化の機能を持ち、持続可能な循環社会の構築に資するかけがえのない資源として、その価値は世界で年々高まっています。
 
 木材事業は、これから更なる発展が期待されます。しかし当社はそこに見いだす意義よりも、
 たとえば私たちの工場で加工された柱や梁を使って建てられた家、そしてそこで暮らす家族の笑顔を見た時、ささやかな誇りと喜びを感じることができる、そんな会社でありたいと願っています。
 
 当社は、1890年創業の木材会社です。
 先人たちが紡いできた長い歴史の物語は今に引き継がれ、いつも社員一人ひとりの胸の中にあり、いまこの瞬間にも私たちは歴史の糸を紡いでいます。
 そしてその物語は、当社の海外拠点にいる国籍を異にする社員にも確実に引き継がれています。
 木材を愛する心、仲間を信頼する心がなければ、この長い道のりはありませんでした。
 当社の願いは、この二つの心を大切にして未来に遺していきたいということです。
 
 これから当社に入社される若い世代の方々に、この願いを引き継いでいってほしい。
 そして事業を継続させ、未来の歴史を築いてほしい。
 私たち都築木材の門はいつでも開かれています。
 
 
 都築木材株式会社
 代表取締役 都築寬明
 〒396-0009 長野県伊那市日影336
  〒396-0009 長野県伊那市日影336
