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壁の下に「巾木」を付ける理由

2024/02/28

住宅の壁の一番下に付いている細長い板。これを「巾木(はばき)」といいます。
一見するとただの飾りのようですが、一体どんな役割があるのでしょうか?

 
■ 巾木の役割

 
幅木には、主に次の3つの役割があります。
 
① 壁と床の納まりをよく見せる
② 汚れを目立たなくする
③ 壁の下部を補強する
 
壁と床の境の線を直線にするのは、施工においてかなりの精度が求められます。そこで、壁と床がぶつかる部分に幅木を付けることで、境の線を隠すことができます。つまり、床材や壁材の断面が厳密でなくても、端部が直線的に納まって見えるわけです。
 
また、クロス貼りや塗装工事においては、巾木の上で仕上げを止める役割もあります。
さらに、壁の下部は掃除機や家具がぶつかったり、ほこりが溜まったりしやすい部分です。そのため、濃い色の幅木を打って壁を補強し、汚れを目立たなくするのです。

 
■ 巾木の納まりの種類とサイズ
 
幅木の取り付け方として、次の3つの種類があります。
 
① 出巾木
壁面より出っ張って付けるものをいいます。最も一般的な納め方です。
 
② 面巾木
壁と同じ面上に納める方法です。そのため同面巾木やフラット巾木とも呼ばれます。
 
③ 入巾木
壁よりも内側に引っ込んで納める方法です。そのためすっきりとした印象を与えます。

 
壁の下にさりげなく取り付けられている巾木ですが、実はいろいろな役割があったのですね。

 
巾木