壁の板材を留める 胴縁(どうぶち)
2023/12/12
部材において、縁とは細い角材のことで、押縁(おしぶち)は下見板(板材)を押さえるためのものです。
  
 胴縁とは、サイディング材などの壁の板材を留めるために打つ細い部材のことを言います。下地部材として壁の強度を高める役割があります。
 
 設置の仕方
 板のつなぎ目には、必ず胴縁が来るようにします。打ち付ける間隔は、455mmか303mmが一般的です。
 壁材だけで暴風などに耐えられる場合は、胴縁を使わずに直接、柱や間柱に板を打ち付けることもあります。ただし柱と間柱の表面が平滑に揃っている必要があります。
 
 胴縁の2つの種類
 壁の方向によって、次の2種類の胴縁を使い分けます。
  
 ①柱や間柱の胴に横向き(水平)に打ち付けるもの → 横胴縁
 ②柱や間柱の胴に縦方向(垂直)に打ち付けるもの → 縦胴縁
  
 いずれも15~21mm×45mmなどの細い部材を使います。
 外気が常に通り抜けやすくするため一定間隔に溝を掘りこんだエアホール胴縁(通気胴縁)という胴縁もあります。
 〒396-0009 長野県伊那市日影336
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