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縁の下の力持ち「垂木」

2023/10/17

みなさんは「垂木(たるき)」という言葉を知っていますか?
垂木は、勾配のある屋根を持つ住宅に欠かせない部材です。
今回のコラムでは、その特徴や役割についてご紹介します。
 
垂木とは?
垂木とは、屋根の一番高いところにある棟木から軒桁にかけて斜めに打ち付ける部材のこと。棟から軒先に向かって、上から下に垂れていることから“垂木”と呼ばれています。
 
垂木の役割
垂木の役割は、主に2つあります。
①屋根面の荷重を受けて支える。
②野地板(のじいた)を張り付けることで、棟木と軒をつなぎとめる。
屋根をふくための下地である野地板(ベニヤ板)は、あまり強度はありません。
そのため、垂木と固定することで屋根の強度が増し、雨風や歪みに耐えることができるのです。
 
垂木の取り付け
固定する間隔は一般的には45.5cmですが、30.3cmで設置することもあります。
在来工法、ツーバイフォー工法といった施工方法の違いによって垂木の固定方法は変わりますが、中には金物を使用する、長めの釘を使用して固定するといった方法があります。
 
垂木の断面サイズは、軒の出の長さや屋根材の種類などによってさまざまです。下記は目安です。
● 標準的なサイズ             幅45mm×高さ60mm
● 軒の出が長い屋根の場合         幅45mm×高さ75mm
● 重い屋根材の場合(強度を高めるため)  幅60mm×高さ75mm
 
屋根材を支える垂木、普段はあまり目にすることのない部分ですが、重要な役割を担う縁の下の力持ちなのですね。
 
垂木