日本の木造建築に欠かせない「火打」
2023/07/03
台風や地震などの災害が多い日本で、木造建築の重要な構造材のひとつが火打(ひうち)です。
火打ちとは、土台や梁の変形を防ぐために取り付ける補強材のことです。
土台、梁のコーナー部分に取り付け、三角形をつくることで水平面の直角を保持します。
1階の床の下に入れるものを「火打土台」、2階の床や天井に入れるものを「火打梁」と呼びます。
筋かいが地震や風などの水平力に抵抗する役割を担うのに対し、火打は主に床のゆがみを防ぎます。
筋かい → 壁を補強
火打 → 床を補強